数々の困難を乗り越え(?)、いよいよ車両展示である。
Tomixのレールを基準にしているということで、私の場合はレールはS280×6本+エンドレールS70。S280を4本と2本+エンドレールS70に分けて接続すると取り付けしやすかった。これでアクリライン2本分でキツキツになるので、両端をエンドレールにしたい場合は、S280×5本+エンドレールS70×2本+S140+S70といった組み合わせになる。
私の場合は、「カシオペア」12両フル編成をしたかったので、目一杯レールを伸ばしたのだが、このあたりは好みの問題だと思う。1台でも十分にその機能を果たすが、「アクリライン」は、連結機能があるケースなので、2台以上購入するのがよいだろう。
さて、レールの接続が済んだところでレールが微妙に動いてしまう。このあたりは仕方がないところだが、私は「ミュージアムジェル【AA】」を使用し、レールを固定した。「ミュージアムジェル【AA】」は、博物館で展示品の固定に使用するジェルで、無色無臭であり、マンボウ支社長のように無数のフィギュアを所有している方には、フィギュアを固定する必需品ということだそうである!
博物館の収蔵品に使用するぐらいであるから、おそらく変質や化学変化がおきにくい物質なのだろうが、一応このあたりは自己責任でお願いします。
さて、やっとレールに車両を乗せていくのだが、本来楽しい作業のはずだが、意外と面倒。というのもリレーラーをレールの上に乗せるのに不安定なのと、動力車の存在である。
リレーラーは、「ミュージアムジェル【AA】」を大きめに丸めて使用したのでなんとか解決した。しかし、横から手を入れて車両を載せるのは少々やりにくいと感じた。特に動力車は押して端までやるわけにもいかず、自走させることにした。
自走して端まで配置する、というやり方の場合はレールを磨き、「アルケ【集電向上剤】 LOCO( ロコ)【AA】」を使うなどして通電性を向上させておいたほうがいいだろう。
でないと、私のように古い動力車両を自走させようとすると、じわじわパワーパックの目盛りをあげていっても、急発進状態となって車両がぶっとび、冷や汗をかくことになる。
-つづく-