地域の観光情報を発信する仕事をしている関係上、とあるサイトで会員となり発信しようとした結果、個人情報を保持されたまま延々メールを送られてしまうという話。

そのサイトとは、株式会社ぴこネットが運営する【日本ねっ島】という情報／買い物サイトである。
ここは、会員登録を行い、地域の情報を発信するサイトで、発言管理のためか個人情報を登録しないと書き込みができない。
昨今の状況を考えると致し方ないところである。私は、「こいつは、お世話になっている地域の情報でもかいたろか！」と発奮して、意気揚々と個人情報を登録した。
その条件が、当たり前といえば当たり前なのだが、

====以下引用====
■ 日本ねっ島情報発信人は、株式会社ぴこねっとの経営理念とネチケットを遵守し、 「地方の時代」に相応しい各地の情報を発信するユーザーです。
■ 日本ねっ島情報発信人は、特別な資格も条件もいりません。 また、これは仕事でもありません。あくまでも、 日本ねっ島に参加し、収集した地域の情報を市町村別・ カテゴリ別に登録（投稿）し、日本ねっ島を通じて あなたの住む町の情報を
全国に発信することを行います。
====引用ここまで====

しかし。

待てども待てども返信メールが来ない。
１日目。「うん、きっと多数の登録希望者がいて作業が追い付かないのだろう。」
２日目。「返事が無い。地域の小規模な会社だから、細々と作業しているんだろう。仕方が無いよね！」
３日目。「……。創立記念日でおやすみかな？？」
４日目。「……。もういいや」
まぁ、４日ぐらいであきらめる私も私なのだが、個人情報を登録した手前、「特別な資格もいりません」と書いているにも関わらず、返事が無いのが気になっている。
メールアドレスを間違えたかなと思っていたら「ぴこメール」なるものが送られてきた。これはこの会社のいわゆるダイレクトメールである。

必要な情報は送ってこない癖に、こういうメールは送ってくるのか！
それにしても、感心するほどまったく魅力が無い商品が掲載されたメールである。このようなメールは、不要である。世界のトラフィックを少しでも軽減しようと、「配信停止」を選択した。

「○○　様　下記の内容で配信停止を受け付けましたのでお知らせ致します。ぴこめーるをご愛読いただきありがとうございました。

これでぴこネットともサヨナラだな。
そう思い、１週間ほど存在を忘れていた。

しかし。
ある朝、メールチェックをしていると
「日本ねっ島】情報発信人便り【 Vol.164 】ご当地情報のポータルサイト「日本ねっ島」地域の情報、ぜひお寄せ下さい♪」
というメールが…。

あれ？これ配信停止にしなかったっけ。
まぁ、システム上行き違いになることもあるよね。そう思い、念のため再度配信停止の処理を行い、同じく確認メールが届いた。

「○○　様　下記の内容で配信停止を受け付けましたのでお知らせ致します。ぴこめーるをご愛読いただきありがとうございました。

今回も間違いなく登録されている。よしよし。

しかし。
その３日後…。

「ぴこめ～る【 vol.567 】こだわり商品やご当地の名産品をオンラインでラクラクショッピング！ 」というメールが…。

…。あれ？

おっかしいなーと思いながら「配信停止。

＃「○○　様　下記の内容で配信停止を受け付けましたのでお知らせ致します。ぴこめーるをご愛読いただきありがとうございました。

＃今回も間違いなく登録されている。今度は大丈夫だろう！

そう思い、平和に暮らしましたとさ。【完】

…ではなく、ここで終ってしまっては、意味が無い。

そうなのである。
＃記号は繰り返しの記号なのである！

つまり、現在も継続中の案件なのである！
何度も何度も「配信停止しても送ってくるぅぅぅぅぅぅ！！！」
楽天メールよりも酷い状態である。

ニートがやる気を出すとこういう結果になるという、典型的な見本である。

それにしても、運営会社の「株式会社ぴこネット」は、システム会社ということで、ＷＥＢサイト構築など手広くやっているようだ。いわゆる専門業者である。
通常ならネタにもならないのだが、専門業者が構築したシステムで「個人情報管理」「メール配信停止がされない不具合を放置」している時点でセキュリティ意識、構築技術等疑いを抱かざるを得ない。
したがって読者のみなさんに注意喚起するために記録した次第である。

社員の新規採用も行っているそうだが、応募した履歴書の情報なんかはどう扱われるのだろうか。